サリーボーダーの刺繍
インドの民族衣装といえばサリー。
5メートルくらいの生地1枚という「世の中でもっともシンプルな構造の服」ということになるのでしょうか。
構造がシンプルでも豪華な印象があるのは、生地の長さと色どりや織り柄、そして縁に刺繍が施されているものなど生地自体がとても装飾的だからかな…と思う。
私が仕事を通して覚えた刺繍は、もともとはサリーの刺繍もベースにある気がして気に入ったものを少しずつ集めています。
…といっても、日本で手に入れる機会はゼロではないけどかなり少なかった。。。
一番始めは勤め先で小売り用に仕入れたサリーボーダー。結局あまり売れなかった模様…なにしろ使い道少ないですからね。完全にマニア向けアイテムです。
私にとっては刺繍の参考になるので、資料的価値があるのですが…
勤め先以外で買ったのは京都旅行の時に、京都市役所近くの小さなエスニックな雑貨屋さんで見つけたくらいでしょうか。随分前のことなので、今でもあるのかな…?
奇跡的に巡り会った時には狂喜乱舞してしまいました。
あとはインド土産に買ってきてもらったり、インド旅行で買い求めたり…。
インドでは巻きの状態で売っているので、そんなにたくさん欲しくなくても全部買うことになってしまいます…。1巻き25ドル〜50ドルくらいだったような…。日本で買うよりもリーズナブルではある…。
とはいえ、10年前くらい、露店で50ドルなんてとんでもなく高い値段だと思いましたが、イロイロとだきあわせて結局トータル50ドルみたいな…払う金額は同じで、内容が倍以上…つまり、はじめの金額から半額以下になるインドあるあるな買い物でした。
一言でサリーボーダーといっても、サリー人口が多いため様々な種類がありました。
やはり刺繍が細かいとお値段もはってくるのですが、実際にインドで買った時にそれを実感。
私の好みは糸刺繍が細かく入っているものなんですが、「おっ、いいな!」と思うとやはり高い!一見ビーズや金属のモールなどきらびやかな刺繍のものの方が目を引いたりしても、地味な糸刺繍の方がほぼほぼ高いのです。
結局は刺繍の時間で値段が決まるってことなんですかね。
これからは集めたサリーボーダーの有効活用法を考えようかな。