刺繍のクルミボタン

数年前、勤め先のセールで投げ売り同然で売られていた刺繍のクルミボタンを買ってしまいました。

コチラ⇩

白いカバーのボタン三姉妹
刺繍はごくシンプルなアリワークの刺繍

もちろんボタンとして使うつもりは毛頭なく、ただ…なんか可愛いから…という理由でしたが、断捨離中のため一応迷いはしたものの…結局買ったという経緯。

安いからというよりは、ノスタルジックな感じが気に入ったという方が大きい。

いつものごとく死蔵されていましたが、刺繍アイテムの整理で出土されました(笑)

「今どきクルミボタンって…どうなのかな?」とふと思う。

100均などで簡単にクルミボタンが作れるアルミパーツなども売っているので、手芸アイテムとして世の中から消えたわけではないと思いますが、随分と格が落ちってしまった気がしてなりません(;^_^A

20年以上前に入社したての頃、バブルは既にはじけていましたが、その余韻はまだ若干残っていたように思う。

勤め先にはクルミボタンのサンプルやカバーなんかがたくさんあり、

「ボタンを見れば、その服が本当に高級なのか 見せかけなのかが分かる」という話を聞かされたのを覚えている。

ボタンが刺繍だったら、その服は相当高価なのは間違いないってことだそうです。

まー、刺繍じゃなくてもちょっと変わったボタンがついていると「こだわっている感」出るので、あたりまえと言えばあたりまえか…

勤め先でも今となっては見向きもされなくなったクルミボタンですが…私にとっては思い出深いアイテムだったりするのです。

というのも、入社当初はいろいろなクルミボタンを作ったりしていたりして、前出のボタンの他に自分で刺したものやサンプルを買ったものなど諸々が掘り起されました(;’∀’)

すごく小さな刺繍に詰め込まれた世界が一つ一つにあるような気がして、ちょっと感慨深い。

この刺繍達⇩はサンプルでばら売りされていたもの。
どれも簡単な刺繍なのに可愛く思えてしまいます。

これらは刺繍のサンプル帳に貼り付けて保管しています。

小さなハギレの刺繍も買っていたのですが、今更ながらそれらがクルミボタン用の刺繍だったことにようやく気がつく…

これもサンプル帳の一員

クルミボタン用とは思ってませんでしたが、小さくて可愛いなと思っていたのです。

シンプルなのに1つの作品としてまとまっているような気がする…

その他にもボタンに成形されたものたちも…基本は生地に刺繍したものをボタンに仕立てています。

実際に刺繍したボタンがコチラ⇩(当時作のボタンの関連記事もあります。)

出来上がったボタン(左下のボタン)を土台に刺繍しています。

ふわふわしたライトグリーンのボタンは、編み物用のモヘアの毛糸を使っています。
チェーンステッチでぐるぐる土台のボタンを刺し埋めてからビーズを散らしています。

使用目的がなくても、時々見て愛でるだけで十分存在価値があるのかもしれないな…と思うのでした^^

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