フランス人作家の刺繍アクセサリー

日本人って「フランスの~」という響きになびきやすいと思う。
特にオバサン類…もれなく私も含まれています(笑)

ちょっと小洒落たパン屋で、「パンオショコラ」(←デニッシュの中にチョコレートが入ったやつ)のプライスタグに「フランス産のチョコレート使用」と書かれただけで、これは美味しいに違いない!とついつい思ってしまいがち^^

つまり「フランス産の~」が書かれていない場合に比べて美味しいと想像する率かなり高くなるってことです。

実際にフランス産のチョコレートを使用しているなら、絶対書いておくべき売り文句ですね。
仮にそうでなかったとしても…そう書いてしまえばイメージ上がること間違いない。(詐称になるのでやってはいけないことではありますが(;^_^A)

とにかく日本人女性DNAの中には「フランスマジック」にひっかかりやすいっていうのがあるんじゃないか?と思わずにはいられません。
スローガンは「みんな大好きフレンチテイスト」って感じでしょうか。

前置きが長くなってしまいましたが…実は、この刺繍のリストバンド⇩は「フランス人作家さんの作品」として売られていたお品。

リストバンド…というか、幅広なのでド派手なカフスっていう雰囲気です。

手作り感満載の仕上がりなんですが、なんとなく気に入ったのは「フランス人作家」という響きのせいなのかな…

着用するとこんな感じ⇩

購入したのは京橋にあるフランスやその他ヨーロッパのアンティーク古着を専門に扱うショップ。
随分前のことなので覚えていませんが、作家の個人名は無く、単にフランス人作家が作ったアクセサリーとしてアンティークリボンやハギレと一緒に並べられていたのです。

ネームがないのでフランス人作家の真偽は確かめられませんが、1点1点を丁寧にセレクトした品ぞろえのショップということもあり、疑うのも野暮な気もするし…まーそうなんだろうな程度に受け取ってますが、その響きに潜在的な好感度が増したのかもしれません。

ぱっと見のギリギリな色の組み合わせが響いたというのはある。
なんとなく「ラストエンペラー愛新覚羅溥儀」っぽいな…と勝手に解釈して気に入っている。
「ラクロワ」っぽさもある気がするし…フジコヘミング的な雰囲気もあるのかも。

止めつけられているパーツのチョイスが独特で、ヴィンテージのアクセサリーパーツとかトルコのオヤと呼ばれるレースのパーツなど…
一つ一つの素材を感覚的に組み合わせているので、アート作品という部類なのかも。
それも興味深くて購入に至ったのだと思う。

安くはなかったけど1点モノっていうのもあるし、私にしてはめずらしくコレクションしていただけでなく何度か着用したこともある。
着けていると「え?自分で作ったの??」と聞かれてしまうのでちょっと面倒ではありますが…

私にはこの色感はないな…と思うと、やはりフランス人作家ならではの作品なのかもしれません。

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