CHANEL マドモアゼルプリヴェ展の感想
社会貢献も兼ねたハイブランドの展示イベンㇳって、ほとんどの場合、無料かつ写真も撮り放題のことが多い。
敷居の高いショップに足を運ばずに目の保養ができる絶好の機会ですから見逃せません。
今までエルメスやディオール、プラダ、バーバリー…と名立たるブランドのイベントで豪華な装飾の服やバッグをまじまじと観れて、洗練された世界観を味わうことが出来たのは、なかなかよい経験だったと思う。
どのイベントの展示も「有料でも見る価値あり」と思わせるものがほとんどでしたが、その中でも2019年の秋~冬にかけて開催されたシャネルの「マドモアゼル・プリヴェ展」は風呂敷大きすぎませんか⁈という感じのイベントでした。
今思うとコロナ禍の直前⁈半年遅れていたら開催は見送られたかもしれません(;’∀’)
無料のワークショップだけでなく…来場者全員にもれなくポーチと冊子が配られたのには驚きです。(刺繍のワークショップに参加した記事はコチラにて。)
このポーチ…開催直後からメルカリで転売されていましたね(;^_^A
会場は天王洲アイルB&C HALL、東京湾沿いにあるオシャレなイベントホール。
入って直ぐ、パリのシャネルブティックの螺旋階段を模したトリックアートがお出迎え。
設営から惜しみなくコストがかかっておりました(◎o◎)!
展示は刺繍のドレスがけっこう多くて見ごたえがあり、
なによりガラス越しではなく、至近距離でじっくり見れるというのが、刺繍好きにはたまりません^^
シャネルの刺繍の印象は、「大きい材料の使い方が上手い」というのがまずある。
トップホールスパンコールなどの大きめな材料は、ガチャガチャ見えて大雑把な印象になりがちですが、組み合わせや使い方が絶妙。
うるさくみえることなくまとまった印象に仕上がっているのは流石と思う。
そして、服地に刺繍が馴染んでいる。
レース地に刺繍されてツイード風に
凝った織りの生地かと思いきや、よく見ると一面に刺繍がほどこされていたり…その手数のかけっぷりにオートクチュールって本当に贅沢ですねーと思わずにはいられません。
さらに刺繍のスワッチやスケッチ、カラーチャートなどの展示もありました。
どうやらシャネルの創作に至る世界観を余すことなく見せてくれるイベントのようです。
贅沢な刺繍のドレスを着る機会はないにしろ、「その世界観がつまった刺繍を楽しむことができるだけでも心が躍るなー」とビーズ刺繍の世界観が広がったように思うのでした。