ビーズ刺繍のウエディングリングピロー 仕上げで四苦八苦の巻
友人依頼によるリングピロー、刺繍が終わった後の仕立ての作業の振り返り
このリングピローの刺繍の記事はコチラです。
すっかり書き忘れておりましたが、友人の依頼と言っても、新婦が友人というわけではありません。
友人の友人の姪御さん…つまり若い花嫁さん。もちろん初婚なのは間違いないと思われます。
これって材料選びでは大切なポイントです。
2度目だったり大人の花嫁さんだったら、ちょっと変化球なアレンジを効かせて仕上げるのも有りかなと思うのですが、初々しい新婦となると直球のストレートな仕上がりが妥当と思われます。
今回は図案の時点でリボンは2カ所、細いリボンと想定されていたので、刺繍の後はそれほど手こずることもないかと思いましたが…時間は刺繍の時間とそう変わらないかも…くらい時間がかかってしまいました(;´Д`)
出来上がりはこんな感じ⇩図案を刺繍をするとこんな感じになりました^^
時系列でおさらいすると、
まずは刺繍をくり抜きます。
とりあえず、外側だけをカットしてみました。
刺繍の土台生地もシルク素材なので、もしシルクのリボンを使うなら残しても素敵かな…なんて思ったのですが、やはり内側も切り取ってリボンは純白の3mmに。
若い花嫁さんにはアレンジせずに、無難な選択に留めるのがやはり妥当か。
蔵前にあるリボン専門店の木馬でシルクの5mm幅、化繊の3mmと5mm幅の3種類を調達しておきました。
せっかくなのでシルクリボンを使いたいところですが、シルクは純白ではなくちょっとベージュがかった色味です。
木馬のシルクリボンは、一番細いのが5mm幅で、ナチュナルなシルクそのものの色と若干漂白めいた白と2色展開で白があったのですが、より白い漂白系の方を選んだものの…
それでもまだベージュ感があるため、真っ白な化繊リボンを選ぶことに。
せめてシルクの3mm幅があったら良かったのですが…残念。
ピロー自体の土台生地は、シルクサテン。
時々こうやってリングピローの依頼があったりするので手元に残しておいたもの。何種類か白のシルクサテン地がありましたが、一番滑らかで上質な生地を選びました。
確か…銀座のカワムラシルクで買ったハギレだったような気がする。。
生地に余裕がなく一発勝負になるのもプレッシャーで、四角くミシンで縫うだけなのですが…シンプルな形故に逆に難しい…
上質な生地に助けられた感もありましたが…もっと得意な誰かにお願いしたかった…
刺繍と縫製は一緒くたにされることが多いけど、全然違うスキルが必要だと思う(-_-;)
空き口を残してひっくり返し、内側もくり抜いた刺繍をのせてバランスを確認したら、リボンの止めつけ位置を糸しつけしておきます。
そして、刺繍を1本どりでまつります。
このまつる作業は、あまりしつこくまつらない方が刺繍が土台の生地に馴染みやすい。
刺繍を止めつけ終わったら綿を入れて空き口をまつり、リボンをパールで止めつけて完成!という具合
クッションなどは綿をパンパンに入れた方が見栄えがして良いと思いますが、リングピローは綿を詰め込み過ぎない方が良いと思う。
綿をほどほどにして、リボンを止めつける際にパール2粒でピローをサンドするように通して糸を引くと綺麗に凹みます。
いつもは四隅にしずく形のパールを止めつけますが、今回はシンプルにフリンジ無しとなりました。
先方に気に入ってもらえますように☆彡と今回も願うのでした。