アリワークの謎が、インスタのリールで少し解けた話

去年の暮れからインスタで刺繍について発信を始めるまで、私にとってインスタは、猫や犬の動画を見るためのアプリでした。
刺繍の情報収集にも使えるのだと気づいたのは、発信を始めてからです。
YouTubeにインドのアリワークチャンネルがあることは、かなり前から知っていて、時々見ていましたが、いつの間にか見なくなっていました。
新しい動画がアップされても、だんだん同じ内容に見えてきて、少し飽きてしまったのかもしれません。
1本の動画が数十分と長めなのも、私には少しネックでした。
その点、インスタグラムのリールは短く、どんどん流れていくので効率的です。
「おっ!」と思ったリールは保存しておけるので、必要だと思ったものだけを後から見直せるのも助かっています。
基本的なテクニックだけでなく、応用テクニックも投稿されていて、
「あ、こういうことか!」
「やっぱりこれで良かったんだ!」
と思う発見が多いのです。
サンプルの裏側から学んできたアリワーク
私自身、アリワークは上司から手ほどきを受けました。
ただ、その上司が退職した後は、主に刺繍サンプルの裏側を見ながら学んできたという経緯があります。
仕上がりは同じようにできたとしても、
「実際、現地インドではどうやっているのだろう?」
と思うことは少なくありませんでした。
どうしても仕上がりを同じにできない場合は、インド出張に行くスタッフに頼んで、現地でビデオを撮ってきてもらったこともあります。
当時はまだ、8ミリカメラの時代です。
ほかにも、メールで聞いてもらったりしながら、必要なところだけを少しずつカバーしていました。
カットワークの始末に驚いた話
最近見たリールで特に興味深かったのが、カットワークの生地の始末です。
カットワークのステッチをした後、よく切れるハサミでカットしても、インドのアトリエの刺繍のように、織り糸を残さずすっきり仕上げることができません。
ピンセットで織り糸を抜いてみたりもしたのですが、どうしても同じようにはいきませんでした。
↓ハサミでくり抜いて、織り糸が若干残っている状態
※これ以上カットすると、刺繍糸まで切ってしまう恐れがあります。

ところが、現地ではなんと、線香で織り糸を燃やして始末していました。
刺繍糸は残したまま、生地の織り糸だけを燃やして処理している様子が、リールに投稿されていたのです。
同じように線香を使うのは難易度が高すぎますが、
「マークカッターで代用できるかも?」
という発想に行き着いたので、近々試してみようと思っています。
アリ針は、まさかの路上販売
テクニック以外にも、興味深い発見がありました。
それは、アリ針が露店で売られている様子です。
10年以上前、個人旅行でインドの手芸材料のマーケットに行ったことがあります。
その時、アリ針を探していたのですが、残念ながらそのマーケットでは見つかりませんでした。
当時は、会社を辞めた後にアリ針が必要になった場合に備えて、調達できる場所を探していたのです。
今のように、ネットで簡単に取り寄せられる時代ではありませんでした。
(結局、その後も10年以上会社に在籍し続けたんですけどね…(^_^;)
その時、スパンコール専門店のレジにいたオジサンに「アリ針が欲しい」と伝えたところ、
「このマーケット内ではない別なところに行かないと…」
とのこと。
そして、紙に一単語だけ書いて渡してくれました。
私はてっきり、それが店の名前だと思い、
「また来た時には、その店に行ってみよう」
と思って、そのまま帰国しました。
ところが、同行した友人が後で調べてくれたところ、それは店の名前ではなく、通りの名前だったことが判明。
実はそのインド旅行中、何度か真顔で適当なことを言われた経験があって…
そのため、その紙も「その場しのぎだったのかも」と思って、捨ててしまいました。。。
……が。
なんと、アリ針は店ではなく路上で売られていました。
その様子がリールに投稿されていて、空の下で、針が束の状態で売られていたのです。
やはり、1本売りではない模様。
あの紙に書かれていたのは、アリ針の露店がある通り名だったんだ!
そう思い当たり、その時のオジサンに、ちょっと申し訳ない気持ちになりました。
いつかぜひ、その通りを訪れてみたいものです。
また興味深い発見があれば、追記したいと思います。




