アヴリルの糸でお気に入りのスカートをリメイク

最近では、すっかり珍しくなくなったファンシーヤーン。
なんと、今では100円ショップでも扱っているほどです。
ファンシーヤーンは、基本的には編み物用の糸として売られていますが、刺繍材料としても使うことができます。
20年ほど前は、今ほどファンシーヤーンを扱っているお店はめずらしく、私のお気に入りは吉祥寺にある「アヴリル」でした。
最後に訪れてから、もう15年くらい経っている気がします。
調べてみると、2024年に一度閉店し、その後また再開されたようです。(出資会社が変わったようですね)
以前のお店のままなのかはわかりませんが、当時は、ちょっと珍しい「海外の毛糸屋さん」のような雰囲気のお店でした。

必要な分だけコーンに巻いて、グラム単位で購入できるスタイル。
色も質感も本当にさまざまで、見ているだけで時間を忘れてしまうほど、夢中になれる魅力がありました。
お店は通りから少し奥まった、マンションの1階部分。
入り口がややわかりにくいのですが、中に入ると壁一面にコーンが並び、狭めのフロアにはいろいろな糸がぎゅっと詰まっていました。
広々とした空間ではないところが、むしろ隠れ家的で良かったように思います。
行くたびに「刺繍に使えそう」と思って、何かしら糸を買ってしまうのですが、考えてみたら、ほとんど使っていませんでした。笑
アヴリルの糸をちゃんと使ったのは、一度だけ。
スカートの丈を延長するために、ペチコートの裾につけるフリルを編んだ時。
つまり、刺繍ではなく編み物として。
元のスカートは、TOCCAというブランドのもの。

手刺繍が施された生地をたっぷり使ったギャザースカートで、ウエスト部分も少し変わったデザイン。
ファミリーセールで購入しましたが、それでも10万円弱くらいした記憶があります。
「いつも頑張っているから」という、社畜あるあるな言い訳で買ったものの……
スカート丈がアシンメトリーなデザインで、実際に着てみると、どこか中途半端。
なんとなく落ち着かないのです。
そこで思い切って、リメイクすることにしました。
ペチコート、つまりスカートの裏地の裾に、ざっくりとした編み地を取り付けて丈を延長する作戦。
アヴリルにスカートを持参し、色合わせをしながら糸を選びました。
余った糸を見てみると、3種類の糸を組み合わせていました。(冒頭の写真を参照)
なかなか良いセレクトだったと、自画自賛しています。笑
アヴリルでは、選んだ糸を一緒にコーンに巻いてくれるので、市販の毛糸とはまた違った、自分だけの糸になります。
その後、私は編み物に関しては完全に素人なので、プロのニッターさんに出張レッスンをお願いしました。
選んだ糸を見てもらいながら、だいたいの編み方と必要な寸法を割り出してもらい、相談しながら完成させたという経緯。
さすがプロで、裾のほうが重くならないように、空きを作るといいですよ、とアドバイスをいただきました。
そのおかげで、気の利いた仕上がりになったと思います。
自分だけだったら、メリヤス編みでざっくり編んで終わりだったはず…

出来上がった編み地をペチコートの裾に取り付ける際には、アリワークを使いました。
手縫いだと時間がかかるうえに、均一に縫うのが難しく、
かといってミシンだと、ふわっとした雰囲気がなくなってしまいそう。
その中間のような仕上がりにできるのが、アリワーク!
こんな時にも役に立つのです。
裾を長くしたことで、以前よりもずっと着やすくなりました…が、
ここ数年は、すっかり仕舞い込んでいました。
久しぶりに見てみると、刺繍もなかなか可愛くて、ちょっと再現してみたくなります。笑

裏側を見ると、ひと針ごとに丁寧に刺されたガチの手刺繍。
使われている糸は、私が普段よく使っているレーヨン糸でした。
これをアリワークで刺してみようかな。
そして今回、買い集めたまま眠っていたアヴリルの糸が掘り起こされたので、また少しずつ活用できたらいいなと思うのでした。




